我的最愛・my favorite
台湾の人気観光スポットいえば、まず一番にあげられる九份。
始めて訪れたときは、まだ今ほどは観光客が多くなかったのですが、ここ数年の台湾旅行の人気の高まりもあって、人であふれるほど混雑したのを経験して辟易し、それから約10年近く足が遠のいていました。
名前の由来となった9世帯しかなかった山間の寒村の九份が、19世紀末に金の採掘が開始されたことによって、いっきに人口数千人の町に発展。その後、日本統治時代になり、藤田組が採掘権を得て本格的な整備・採掘がはじまり、九份は最盛期を迎えます。
その後次第に金の採掘量が減り、1971年に金鉱が閉山されてから町は急速に衰退し、人々から忘れ去られた存在となっていました。
そんな九份が再び脚光をあびることになるのは、1989年、台湾で空前のヒットとなり、ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した映画「悲情城市」のロケ地となったことによります。
自分が台湾に興味を持ったのも、映画「悲情城市」がきっかけで、監督「侯孝賢」の他の作品や、他の台湾映画を観始めたことがきっかけでした。
いつも日帰りしていた九份ですが、少し先にある金瓜石のエリアもしっかり観光したいと思ったこともあり、初めて九份に宿泊することにしました。
午後まだ明るいうちの九份老街(基山街)
その当時の映画館が今も残って、観光資源となっていて、じっさいに映画も上映されています。
いったん宿にチェックインし、暗くなるのを待ちます。宿は九份老街の入り口のセブンイレブンからすぐ近くでした。
部屋の窓からの眺め
日が暮れて暗くなり、そろそろ観光客が帰り始めるころまた街に出ました。
それでもまだけっこう観光客がいました。
食事は基山街にあるお店で「魯肉飯」と「青菜の炒め物」。
店を買えて魚丸湯(魚のすり身団子のスープ)
食事を済ませたころ、そろそろ人がすくなくなってました。
基山街を抜けた先、眺めの良い傾斜に面したところは、どこもテラスでコーヒーやお酒の飲める店になっています。
それほど混んでなく、ゆったり、のんびり過ごせました。
結尾・ending
身動きしづらいほど混んだ老街、満席で入れない飲食店などで、せっかくの趣のある街、九份の観光が残念なものにならないよう、ゆったり一泊して本当の九份の良さを味わうのがお薦めです。
九份は観光客の来る時間と、帰る時間がほぼ重なっているため、台北市内とのバスは、行きも帰りも混み合ってしまいますが、それも避けられます。
九份の先ににある「金瓜石」の観光も、一泊すればのんびりできます。
九份観光について調べようとすれば、本屋でもネットでも、いくらでも情報がありますね。
九份には大きなホテルありませんが、センスの良いホテル、民宿、ゲストハウスがいくつかあります。
だだ、九份は食事のできる飲食店の閉まるのが早く、20時頃にわ終わってしまうでので注意が必要です。
宿泊した宿:「カオ ママ B&B(Kao Mama B&B)・九份高媽媽民宿 」
訪問・access
MR西門駅2番出口から徒歩2分バス停【台北客運965番】
バス停、MRT忠孝復興駅2番出口バス停【基隆客運1062番】
台鉄TRA瑞芳駅から【基隆客運1062番】【台北客運965番】
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