台湾糖業博物館:台湾砂糖業の父は新渡戸稲造、旧台湾製糖工場

故事・story

台湾糖業博物館

 

日本統治時代の1900年に、三井財閥を中心に設立された「台湾製糖」の主力工場だった「橋頭製糖所」。
その当時としては、台湾初の最新機械が導入された製糖工場。

台湾総督府殖産局に赴任した「新渡戸稲造(台湾砂糖の父呼ばれている)」の支援を得て、台湾最大の製糖工場として発展。
戦後、国民政府により接収された台湾製糖、塩水港製糖、大日本製糖、明治製糖4社を合併させて「台湾糖業公司」が設立され1999年まで操業。
2001年、その跡地に、台湾の製糖文化の発展、歴史を展示するためオープンした観光施設。

 

現在・now

台湾では、昔からサトウキビは主な農産品であり、製糖は台湾において重要な一大産業に発展しました。
その台湾における製糖文化と生活について学べるよう設立された博物館です。

この日も遠足、もしくは校外学習と思われる小学生のクラス、グループ姿がたくさん見られました。

 

台湾製糖博物館

 

製糖工場跡、中に入れます。サトウキビが工場に運送されてきてから、圧縮され結晶になり、糖分を分離してく過程がわかる展示になっています。

台湾製糖博物館

台湾製糖博物館

台湾製糖博物館

 

収穫したサトウキビを運ぶ鉄道の線路が残っています。

台湾製糖博物館

台湾製糖博物館

 

その当時の住宅や、工場長が住んでいた宿舎、防空壕も残って公開されています。

台湾製糖博物館

台湾製糖博物館


園内の心和む風景。

台湾製糖博物館

台湾製糖博物館

 

黒銅等身聖観音

 

鈴木藤三郎社長が建立した観音様。工場の操業が順調に進み、社員たちが安心して働けるようにと作られました。
戦時下では泥棒に盗まれないよう、また夜になると暗闇で見えなくなるように、わざと観音様を金色ではなく黒色にしたそうです。

 

我的特別・my special

日本の懐メロや昭和歌謡を胡弓を弾くおじさん。特にテレサテンの曲が、胡弓の哀愁のある音色に合ってとても良く、しばらく聞き入ってしまいました。

 

結尾・ending

台湾の歴史に興味がある人、蒸気機関車の展示もあるので鉄道好きな人、古い建造物が好きな人にとっては、一日中楽しめる場所だと思います。
台糖直営の売店もあり、様々な砂糖製品やお菓子が買え、また、アイスや台湾甘味をここで味わうこともできます。

 

訪問・access

住所:高雄市橋頭區橋南里糖廠路24號
営業時間 09:00 ~ 17:00(年中無休)
入場料 無料

MRTレッドライン「橋頭糖廠」駅下車、徒歩5分。「橋頭」駅からだと「十鼓橋頭文創園区」入口から入場となり、徒歩8分。

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