故事・story
日本統治時代に清酒工場として造られたもの。1914年に日本の「芳醸社」が清酒を生産するために建てられた工場で「日本芳釀株式會社」と呼ばれていたが、のちに日本政府が専売制を取り入れ買収し、「台灣總督府專賣局台北酒工廠」という名に変更。
戦後も国民政府がこれを引き継ぎ「台北酒廠」となり操業は続いたが、1987年に新北市の林口工業区に工場が移転するにともない廃止。
その後10年ほど放置されていたが、1999年以降、徐々にアートの発表の場、各種イベントの会場として利用されるようになり、2009年になって、アートギャラリー、カフェ、レストラン、様々なショップ、ライブハウス、映画館なども加わり、「華山1914創意文化園區」となった。
現在・now
工場の面影とリノベーション
元工場の面影はいたるところに。
様々なショップ
レストランやカフェ
イベントスペース
この時に開催されていた二つの展覧イベントは、どちらも日本人アーティスト。
「蜷川実花展」
「新海誠展」
映画館
いたるところ、写真撮影向きのスポット。
園内を歩くだけでも面白い。
結尾・ending
その当時は日本でも同様な工場、建築物があったのでしょうが、今の日本ではあまり残っていない、古いレトロで重厚な建築物に、お洒落でポップな内装のコントラストが面白かったり、建築物の古さをうまく生かした雰囲気のいいレストランやカフェがあったりして楽しめる施設です。
定期的に新しい展覧会やイベントが開催されるので、台北を訪れるたびに足を運びたくなります。
訪問・access
住所:台北市中正區八德路一段1號
MRT忠孝新生駅1番出口徒歩約3分、MRT「善導寺」駅6番出口徒歩5分
TEL:(02)2358-1914
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