故事・story
1919年に現地に住む日本人むけの小学校「詔安尋常小学校」として建てられ、1941年に「建成国民学校」となったもの。
終戦後、台北市政府はこれを接収し、小学校は廃し、「台北市庁舎」として使うこととなった。
その後、市庁舎は違う場所に新設され移転、そして、この旧庁舎は学校兼文化施設として新たに再利用されることになった。
現在・now
2001年に「台北當代藝術館(Museum of Contemporary Art-Taipei)」として正式にオープン。
赤レンガ造りの建物に南国の樹木という、雰囲気のある建物です。
現在は、建物の一部裏側が中学校「台北市立建成国民中学」として使われています。
展示物は施設の名称どおり、現代美術がメインです。元々が小学校なので、教室として区切られた
スペースをうまく工夫して展示しています。
常設展はなく、約2か月ごとの企画展が行われ、展示内容が変わります。絵画や彫刻、映像を使った
作品などが展示されています。
映像を使った展示も多かった。
1階にはミュージアムショップがあり、品数も充実しています。
美術館オリジナルグッズ、かばん、ポストカード、Tシャツ、文房具、キーホルダーなど、値段も手頃なものがたくさん揃っています。
結尾・ending
赤レンガの重厚な建築物で、当時の日本は、小学校にもこんなに立派なで趣きのあるものを造っていたんだと驚きます。
学校だったことをうまく生かし、元の各教室ごとに展示作品が変わり、また長い廊下や階段、ピロティーを使った展示などがあったりで、他の美術館では見られない面白いつくり、展示スタイルになっています。
1Fの奥にはカフェ「罐子書館」があり、見終わって一休みするのにとてもよかったです。
店内は明るくて居心地の良いカフェでした。コーヒーやジュース、台湾茶、サンドイッチや鶏肉ごはんなど軽食もあり、カフェのみの利用も可能なのでランチを食べに寄るのもよさそうです。
訪問・access
住所:台北市大同區長安西路39號
定休日:月曜日 営業時間:10:00~18:00
TEL:(02)2552-3721
MRT「中山」駅下車、出口1から地上へ出て南へ徒歩約5分、もしくは改札を抜けたあと地上に出ずに中山地下街を台北駅方面へ歩き、地下街のR4出口出て長安西路を右に歩きすぐ。
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